睡眠による生理機能の変化~睡眠とホルモン分泌・呼吸及び脈拍の変化~
内分泌には、睡眠依存性の成長ホルモンプロラクチン、黄体形成ホルモン、コルチゾールなどがあります。
成長ホルモンの分泌は、眠り始めた初期のノンレム睡眠中に多く分泌されます。成長ホルモンの分泌は、早く寝ても遅く寝ても、眠ってから70分後に一番多く分泌されます。
しかし、遅く寝た場合は分泌量がかなり少なくなることも実験的に証明されています。この点から子どもの場合の早寝・早起きの習慣をつけたいものです。
◇呼吸および脈拍の変化
睡眠中は、年齢に関係なく呼吸数や脈拍数が減少します。入眠後約30分で最小に達し、その後はほとんど変化がありません。これは、新陳代謝の低下や身体の精神状態が安らかだからだろう、と考えられています。
子どもによい睡眠と目覚めの習慣をつけるには、大人が夜型生活を押し付けるのではなく、子どもの生活り住むの変化をよく理解して、生活リズムを調和させ習慣化させていくことが大切です。