【5歳児:悩み】あそびに夢中になれず冷めた態度の子ども
行動の意味
しらけは子どもの諦めから生まれます。
しらけムードの大人と子どもが増えてきています。
教育現場などで「今日みんながやりたいことをしようね」と声をかけても、「別にー」「特にない」などの意欲のない返事が戻ってきます。
自分の意思表示をしないので、喧嘩にもならず、向かっていくと「なに怒ってんの」「知らなーい」と逃げていきます。もしかしたら、家庭でも会話が少ないのかも…。
大人に「この虫見て!」と子どもがいっても、スマートフォンをみながら返事をしたり、大人の“ながら態度”では子どもは伝えてもしょうがないと思い、発信することをあきらめてしまうことになるでしょうね。
対応法
大人が積極的にかかわり、好奇心を育てる
しらけ=無関心、無感動のこと。なるべく、その子の興味関心のあることを知って、好奇心を持たせ、一緒に楽しむことが大事です。
また、しらけは共感性に乏しく、無感動なことが多いので大人が丁寧に接するようにします。
虫を持っていたら「どこで見つけたの?」と大人から話かけしていきます。「知らねーよ」と答えたら「一緒に図鑑をみてみようよ」と会話を作っていきます。
要するに、人とのやり取りの楽しさを伝え、発見の喜びを共有することで、好奇心はどんどん育ちます。遊びの楽しさを共有することも大切なので、泥んこ遊びや鬼ごっこなど、開放的な遊びをたのしみながら、いろいろな感情体験をさせるといいでしょう。