ハイハイをする前につかまり立ち。このまま立ち上がって歩くようになるのはまずいのか!?
◇行動の意味
立って歩こうとする子、ハイハイを嫌がる子に無理してハイハイさせる必要はありません。
最近は在宅事情で昔とは環境が変わり、部屋が狭くてハイハイできるスペースがなかったり、つかまり立ちできるものお多いので、おすわりからハイハイを飛ばして立ち上がる子が増えています。
ハイハイしないからといって、無理にハイハイをさせてしまうと自分で動きまわる喜びや楽しみを奪ってしまうことになりかねません。
立って歩こうとする喜びを見出している子に、無理にやめさせる必要はありません。
◇対応方法
ハイハイすることの効用があることを忘れずに
ハイハイを強要する必要はありませんが、ハイハイがもたらす効用はあります。
まず、自由に移動できるようになることで、探索の喜びを得られます。
移動によって世界が広がり、認知発達にいい影響を与えます。
次に、大好きな人のそばに自分の行動で行けるので、愛着行動が満たされます。
そして、手足の筋肉の交互運動は、脳を発達させるとも言われています。
歩けるようになっても四つ這い運動することで脳の発達が促されるのです。
子どもの横で大人も一緒にハイハイしたり、四つ這いで追いかけっこしたり、トンネルを作ってくぐらせたりするなど、ハイハイを促すあそびをたくさんするといいでしょう。
このようなあそびをすると、他者と身体を動かす楽しさや喜びを共鳴する力にもつながります。