乳児期の味覚の発達~料理するうえで心掛ける味のはじまり~
味覚の発達には、離乳食から幼児期の食の影響が大きく影響します。特に離乳食にさまざまな食材の味にふれることで、味覚の幅を広げることができます。それは、その後の食生活の基盤となっていくでしょう。
舌には味蕾(みらい)という味を感じるための細胞があります。味蕾の数は大人の数よりも多く、数が多いほど味を強く感じます。そのため乳幼児の食事は薄味を基本として、食べ物本来の味を楽しめるようにしましょう。
味覚の種類
味覚には、うま味、甘味、酸味、塩味、苦味の5種類があります。
甘味は生まれながら好む味ですが、塩味がわかるようになるのは生後3か月ごろからといわれています。
また、腐敗したおのに含まれる酸味や苦味は乳幼児が苦手な味です。
うま味(昆布・しいたけ・かつお節 など)
酸味(レモン・梅干し など)
塩味(味噌汁・漬物 など)
甘味(バナナ・はちみつ など)
苦味(ピーマン・ゴーヤー など)