子どもの自発性を育む【自発性とはなにか?】
子どもの自発性とは?
これは、積極的に人生に取り組み、主体的に生きていこうとする力に等しいものです。自発性がなければ、与えられた仕事をこなすだけの人間ロボットとなってしまうのでしょう。
どんなことをやりたいと思うか、自分は何が好きなのかを知っている人は幸いです。
「だるい」「やる気がない」「面白く感じない」「したいこともない」・・・・などという子どもの姿が気になります。無気力な子や指示待ちの子が増えたともいわれています。
パートナーに、親に、会社の上司に、やりたくないことをあれもこれもしおくように言われたら意欲的になりません。自分自身がやりたいことに精を出しているとき、意欲的になれるのではないでしょうか。子どもも同じで、あれこれしなさい!と言われても意欲はわかないでしょう。
意欲がわくには、やりたいことを自分で選んで、自分からするということが必要です。これを自発性と呼びます。
自発性には、時間的、体力的なゆとりが必要です。忙しくてしなければならないことに追われていたり、身体が疲れていては、なにか自分からしようというエネルギーはわいてきません。
ピアノ・お習字・絵・塾など毎日習い事している子もいます。忙しいと毎日それをこなすだけで精一杯で、なにか自発的にしようという気にはなれません。テレビやゲームは次々と子どもの目を引くものを与え、子どもの自分で考える時間を奪いとっているとも言えます。
子どもにとって、暇で退屈な時間があること(=時間に、余裕があること)は、とても大切なことです。時間に余裕があるからこそ、心に余裕が生まれ、何か自分からしようと思えるのです。
テレビやゲームが一概にいけないのではなく、暇つぶしをこちらから与える必要はありません。