お箸を使って食べる。選び方・使えない子の場合
箸をもつ前にはスプーンやフォークも箸のように下から支える持ち方ができているか気を付けてみていきましょう。
◇正しい箸の持ち方
・二本の箸の間に指を入れ、上のはしを支えて自由に動かせるようにします。
・握りばしの子には「お父さん指とお母さん指で挟んだら、赤ちゃん指から順番にうしろにしてごらん」などと、声をかけてみましょう。
◇箸の選び方
材質:竹製やナンテン製のもの。プラスチックは滑りやすく使いにくい。
長さ:子どもの手のひらの長さ+3センチくらいの長さ。2歳児には13センチくらいのものが使いやすい。
◇箸が使えない子には
箸が上手に使えるかどうかは、かなり個人差がありますが、使えない場合、次のような原因も考えられます。
①手や手先を使った遊びを十分にしてきていない。
②保護者と一緒に食事する機会が少ない。
③食生活の洋風化で、スプーンやフォークに慣れてしまい、ふだんはあまり箸を使っていない。
・箸に興味を示さず、上手に使えない子には保護者が使っているところを見せてみたり、ままごとで箸を使う機会をもつようにします。また、手や手先を使って、たくさん遊ぶことも大切でしょう。
・箸を使うようになったら、箸を持ったまま、ふざけたり、歩いたりしないように注意しましょう。つついたり、目に入れてしまっては危険です。
・口にくわえたり、箸でテーブルを叩いたりすることもいけないと伝えましょう。